音楽

2016年10月31日

心に沁みる曲


10月も終わりに近づき、
朝晩と肌寒くなってきましたね。

周りでは早くもダウンジャケットを
羽織る人をちらほらと見かけるようになりました。

秋もほぼ終盤。
冬ももうすぐの予感ですね。

体の回りをジーーーンとあったかくしてくれる
お気に入りの一曲を紹介したいと思います。

以前こちらでも紹介した「Lonly Woman」。
 
◆雪女さんからお手紙が届きました。
http://jaz-after-jaz.blog.jp/archives/1006738079.html 

Lonly Woman はオリジナルは
Ornette Coleman(オーネット・コールマン) の作曲。

Ornette Coleman はアルト・サックス奏者で
ジャズの中でもフリージャズ(ボヘボヘ・ブワブワ系)に
属するプレイヤーです。

※ボヘボヘ・ブワブワ系・・・正式な呼び名はありませんが
 わたしのイメージからそう呼ばせていただきます。

そんな彼が珍しく曲らしい曲を作りました。
それが Lonly Woman。

◇Ornette Coleman - The Shape Of Jazz To Come 
(オーネット・コールマン-ジャズ来るべきもの)


・・・原曲を聞いても彼らしい
ボヘボヘ・ブワブワ感はやっぱり健在ですが。


色んなアーティストがカバーして広まっていますが
なんといっても Pat Metheny(パット・メセニー)が
ピカイチの演奏です。

他はHorace Silver(ホーレス・シルバー)のカバーも
よく耳にするでしょうか。

なんといってもお気に入りの Pat Metheny の
演奏をご紹介します。

◇Lonely Woman - Pat Metheny - Rejoicing


オリジナルと、アレンジ後の曲がぜんぜん違うところも
ビックリですが、そんな演奏を支えているドラマーは
どちらの曲も Billy Higgins (ビリー・ヒギンズ)です。
 
シズルシンバルが非常にいい音ですね。

その音とともにジーーンと体が温かくなるような
そんな優しい音楽で、とても大好きな一曲です。 

 

music0funfun at 14:54|PermalinkComments(0)

2016年09月30日

歌詞のない歌

先週 23 日の探偵ナイトスクープを
ボーっとみておりましたら、
ちょっと面白い企画に目が留まりました。

ビートルズの曲を歌えるか振ってみると、
大体の人ははじめのほうはちゃんと歌えるけど
途中からは鼻歌になる、 というような説を
検証している内容だったのですが・・・ 

ちょっとだけネタバレすると、
たむけんにその内容を明かさずに
話を振ったら、なんと最後まで歌いきった、
というオチが。


そんな番組を見ながら、
ジャズでは歌詞がなく、
インストゥルメンタルだけの楽曲が
いつのまにか歌詞が後になってつけられた、
というものもいくつかあるなぁ、と思いります。

歌詞もついていたものが
演奏だけ、というパターンはよくありますが。

もともとからスキャットが得意なボーカルの名士が
歌詞のない楽曲に沿うようにそれはそれは
また新しい曲のように歌っているものもあります。

思いつくものを何曲かご紹介しましょう。


◆ Round Midnight ◆
もうこの曲はいろんな人が歌っていますので
それぞれにこの人のこの Round Midnight が好き!
というこだわりもあると思いますので
ここではあえて「誰」というのはあげず。

◆ Take 5 ◆ 
アル・ジャロウは有名どころでしょうから、
カーメン・マクレエバージョンをどうぞ!


◆ Jango ◆ 
ヘレン・メリルのボーカルは最高ですね。 

また思いついた曲があれば
追加して更新したいと思います。

 

music0funfun at 21:50|PermalinkComments(0)

2016年08月06日

What a wonderful wolrd

すっかり蒸し暑い季節となりましたね。

今年、2016年の4月10日の話になりますが、
広島に「世界で最も貧しい大統領」こと
元ウルグアイのムヒカ大統領がやってきました。

連日メディアでも放送されていましたね。

一般市民のヒッチハイクに気さくに応じたり
海外出張の公費を請求することもなかったり
自宅や愛車は数十年モノの古いものだったり
給料のほとんどを寄付したり・・・

「貧乏とは、少ししかもっていないことではなく、
 かぎりなく多くを必要とし
 もっともっととほしがることである」

彼の名言のひとつですね。
某M元東京都知事も知っているはずですが。

(とはいってもMさんのやりかたには裏があって
 ああいった経費の計上方法はどこの会社でも「常識」とされてきました。
 ・・・ただ、時代的に「オンブズマン」などの監査が厳しくなってきたので
 自粛方向にありますので知っていてもやらない人がほとんどでしょう。)

・・・という細々とした話はさておき。


ムヒカさんの放送ではよく使われていた
「What a wonderful world」。
そういえば、彼の満面の笑みは
どことなく、サッチモを偲ばせるでしょうか。

◆ルイ・アームストロング(Louis Armstrong)


What a wonderful world は
ジョージ・デヴィッド・ワイス(George David Weiss)と
ジョージ・ダグラス(G. Douglass)が作詞・作曲したもので
ベトナム戦争のさなかに、平和を夢見ながら作られたものです。

映画『グットモーニング、ベトナム』でも使われました。

ロビン・ウィリアムスが扮する空軍のDJが
この音楽を流すワンシーンがありますね。
 
辛い戦争を、ラジオを通して笑いで
少しでも元気にしようと奮闘する映画です。

その夢を描いた音楽に対して、
歌詞とは相反する皮肉な現実を映し出す映像が流れて、
本当に戦争の悲惨さを感じるばかりですが。

その現代版の動画もどうぞ。

◆WHAT A WONDERFUL WORLD この素晴らしき世界


平和を、平和を・・・・
本当に心からすばらしいといえる世界を・・・。

 

music0funfun at 08:12|PermalinkComments(0)

2015年08月28日

Blue Note TOKYO

近々出かける予定があるので、
ふと思いついてBlue Note TOKYO のサイトを覗いてみた。

 9月8日~10日
  KYLE EASTWOOD(カイル・イーストウッド)
   →以前のブログで噂していた、クリント・イーストウッドの息子さん。

 9月11日~12日
  STEVE GADD BAND(スティーヴ・ガット)
  featuring MICHAEL LANDAU, 
  LARRY GOLDINGS, JIMMY JOHNSON & WALT FOWLER

 9月21日
  "JACO PASTORIUS Tribute Session" 
  featuring TETSUO SAKURAI
  あっという間に亡くなったジャコ・パストリアスのトリビュート。

この辺りは気になるライブです。

スティーブ・ガットのライブは完売。

恐らくJazzファンだけでなく、ロックファンなど
ジャンルを超えて憧れる人の多いであろうドラムの"God"。

STEVE "GOD" と呼ぶ人まで現れるくらいで。

トリオなどのコンパクトバンドから、
マンハッタン・ジャズ・クインテットなど
オーケストラ形式のビッグバンドでもキレイに演奏。

マーチングドラムが彼の基本にはあるため
その正確な手さばきは見モノ、聞きモノ。

もちろんそういったテクニックだけでなく
演奏も華麗にやってのけてくれます。

ここまで器用に対応できる人はうらやましい限りです。


・・・気になるこれらの日取りではありますが
残念ながら自分の予定とは重ならず。
日取りがあっても、一番気になるスティーブ・ガッドはもう観れないし。 

あまり興味のないアーティストを見に行ってもなぁ・・・と
思うので今回は見送りになりそうです。


9月の予定で行くと、東京JAZZフェスティバルも
もうあと数日で開催ですね。

夏の目に見る花火の華やかさもいいですが
耳に残る音の響宴もいいものです。

いつか行ってみようかと思う間に気づけば今年で14年目に入りましたか。

本物にたくさん出会える9月の東京は熱い!ですね。


music0funfun at 19:42|PermalinkComments(0)

2015年07月31日

Prelude Op.28 No.20 and Varriations

慌ただしい毎日を過ごしていると、
つい浮足立って、いつもならしないミスをしてしまったり。

そんなうっかりを落ち着けたくて、地に足のしっかりついた
ベースラインがグイグイくる音楽を聴きたくなります。
 
わたしのお気に入りはコレ。

Warren Bernhardt(ウォーレン・バーンハート)
- Prelude Op.28, No.20 & Variations
 

これは、F.Chopin(ショパン)がCマイナーで作曲したものが起源で
もともとは「葬送行進曲」と呼ばれたり、四分音符の遅いコード進行から
一般的には「コードプレリュード」として知られています。(Wikipediaより)

これも、ウィキペディアからですが、
有名どころではラフマニノフもこの曲をベースに
"Variation on a Theme of Chopin"なんてものをアレンジしたようです。


1988年の映画「Madame Sousatzka(マダム・スザーツカ)」で
Shirley MacLaine(シャーリー・マクレーン)扮する女性ピアノ講師が、
生徒に曲を教えるときのシーンにも使われています。

その女性講師は、才能のある生徒にしかピアノを教えないことで有名で・・・
なかなか深く、音楽という技術だけでは測れない
いろんな大切なことを教えてくれるステキな映画です。

おっとっと。
またお話が脱線してしまいました。
音楽に映画はつきものなものですから。

ほかにもいろんなジャンルの音楽家にインスピレーションを与えているこの曲。
わたしはこのWarren Bernhardt(ウォーレン・バーンハート) 版がとても好きです。

今日はこれを聞いてゆっくり休むことにしましょう。


music0funfun at 20:17|PermalinkComments(0)
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