2014年12月

2014年12月04日

Ma Dernier Chance

12月にも入り、
方々で初雪のニュースなどが聞かれるようになりましたね。

今日は吹雪にも似たこの曲からどうぞ。


これは「上を向いて歩こう」や「明日があるさ」でおなじみの
中村 八大が作曲した「遠くへ行きたい」のフランス語版です。
作詞は永 六輔が担当しています。

名前を聞くだけで時代を感じてしまいますが
コーラスの雰囲気がとても冬の吹雪のようで・・・

今回チョイスした曲の歌い手は
Enrico Macias (エンリコ・マシアス)。
本家はジュリー藤尾です。
(彼の艱難辛苦を乗り越えた生き方はすさまじいものです。
 興味のある方はぜひ調べてみてください。)


「遠くへ行きたい」は中村 八大が「上を向いて歩こう」に続く
大ヒットを狙って作った曲です。

彼はジャズピアニストでもあるので、洋風の作曲が得意だったのですが、
この曲はゴリゴリのジャズからは少しだけ離れて
「ボレロ」というラテンのリズムを取り入れた味付けがしてあります。

「ボレロ」というとラベルの曲を思い浮かべる方も多いと思いますが
あれはあくまでもその一種。日本では水戸黄門のオープニングで
流れる「ああ人生に涙あり」のリズムも実はこのボレロにあたります。

音楽のジャンル分けの話になってくると諸説出てきて
面倒くさいことになりますので、ここでは大雑把に
ラテンのリズムというくくりにしておくことにしましょう。

Don't Think! Feeeeeeeeeeeeeeeeel!
(頭で論ずるな! 感じろ!)

その当時、ラテンのリズムといえば、チークダンスなどで
好んで演奏されていたようで、この曲も大変に流行しました。

今の時代ではダンスに生演奏、なんていう形での流行スタイルは
随分とイメージしずらくなってきましたが、人の集まるところ、
大多数の人がいいなと思うものが自然と広がっていって
流行を作り出す、という点では今にも通じるところもありますね。



music0funfun at 19:30|PermalinkComments(2)音楽 
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