2014年08月08日

変拍子


慣れ親しんでいるジャズの名曲たちも、
あまりによく聞いているので、実は変わった拍子になっていることに
気づかずに口ずさんでいる曲がないでしょうか。


■Take 5
  by Paul Desmond (Dave Brubeck カルテットより)


世に知られている "テイク・ファイブ"。
5 回録り直したのではありませんよ。

実はこれは 5 拍子の曲です。
巷では4 拍子の曲が溢れている中で、1 拍多い曲。

イチ、ニイ、サン、ヨン、と口に出してカウントしてみると
「あれっ?」と気づくかと思います。


■Take 10
  by Paul Desmond



"Take 5" の 10 拍子バージョン。
5 拍子と何が違うかというと、
曲の区切りが 5 拍ではなく、10 拍というのが違い。

理論上ではそうなのですが、
実際に聞いてみて、イマイチその区切りが理解できません。
・・・そんなワタシは才能ナシですね。

それより何より、曲の滑らかな美しさに聴き惚れてしまって
カウントなんて忘れてしまいます。


■I Was Brought To My Senses 
  by Sting (Mercury Falling より)



これは 7 拍子の曲。
このあたりになってくると、少しJazz からは離れてしまいますが・・・

その他、ロック畑になりますが、
Tower of Power の "Down to the Nightclub" や
Glay の "口唇" や "誘惑" も一部分で変拍子を含みますね。

このようにリズムで考えてみると、不思議な曲が沢山あります。

日本の俳句や短歌、都都逸なんていうのも
これを機会に見直してみると面白いかもしれませんね。

 

music0funfun at 22:18|PermalinkComments(0)音楽 | 

2014年08月07日

Blue Note と Billboard


お酒を楽しみながら、質の良い食事とともに音楽を楽しむ。
それも、大好きな Jazz をたっぷりと。

そんなイメージのある Blue Note ですが、
寂しいことに閉店が続いております。

大半は、Billboard に店替わりしてきているようですね。

そこまで広くない空間に、本当に近距離で一流のプレイヤーの
手元がクリアに見え、息づかいまでが聞こえる、そんな贅沢な場が
どんどんと減ってきているのは、Jazz ファンにとっては
とても残念なことです。

もちろん、同じ空間で、Billboard のライブが聴けるわけですから
そこまで変わってはいないのかもしれませんが、
Jazz を聴ける頻度は下がります。


Billboard は米国の音楽チャートで有名な会社。

その名からもイメージできるように、扱っている音楽は
Jazz だけではありませんので、ライブともなれば、
Jazz 以外のジャンルのアーティストが含まれます。

かたや Blue Note は、その名前からも分かるように、
Jazz やブルースを代表する音階であることが由来ですので、
すぐに Jazz 系のお店と察しがつきます。

BlueNote

考えてみれば、Jazz に特化したライブを聴ける、
本当に贅沢な空間だったわけですね・・・。

先日のブログでも触れたように、
コアなもの、というのは少し高価で、
だいたいは大衆受けしないものですから、
数に飲まれて、姿を消していってしまう運命があるようですが

規模を縮小したことでもありますし、せめて今残っている
Blue Note のお店には頑張っていただきたいものです。

  

music0funfun at 23:31|PermalinkComments(0)雑記 

2014年08月06日

オーセンティック

最近知った言葉に「オーセンティック・バー」というのがあります。

オーセンティック(Authentic):
本物、正真正銘、生粋の、正統派の

の意味から推察できるように、
酒飲みの、酒飲みのための、酒飲み場(バー)です。

お酒が主役ですから、お腹にたまるようなオカズ類はありません。
あっても、ピクルスなど、お口直し程度のお店がほとんど。

各バーによって特色があり、
ワインやウイスキーの種類が300くらいあったりするそうです。

都会のほうに行くと、そんな名店が沢山あるみたいですから、
大して飲むほうでもないですし、一度、高~~~~~いお酒を
一杯ほど、味わってみたいものです。

量で酔わずに、質で酔いたい。
そんな、Jazz につきもののお酒。

Jazz のスタンダードに "酒とバラの日々"という曲があります。

原曲では「これがジャズ?」と思うところもありますが、
エラ・フィッツジェラルドのボーカル版は納得です。

タイトルそのままに、その映画のために、
ヘンリー・マンシーニによって作られた曲ですね。
それはそれは映画のストーリーや歌詞は、もの悲しいものです。

Tifferny

ヘンリー・マンシーニといえば、
沢山のスクリーン・ミュージックを作曲しています。

- ムーンリバー(『ティファニーで朝食を』より)
- 小象の行進(『ハタリ!』より)
- ピンク・パンサー
- ひまわり
etc.

曲とともに、甘酸っぱかったり、号泣モノのストーリーを思い出します。

夏の花にちなんで、「ひまわり」でも見ようかとも思いますが
あれはかなり泣いてしまうし、迷いますね・・・。

 


music0funfun at 23:38|PermalinkComments(0)音楽 
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